日経のこの記事[^1]とこの記事[^2]をまとめると、この30年で東京都に人口が増えたものの、その9割は老人となります。都会は老人には暮らしやすいので、他県から都内に引っ越す例が多いという事です。残りの1割は外国人で、東京都が全国から日本人の若者を引きつけているというイメージとは合いません。細かく見れば地方の女性が可能性を求めて東京に来るケースはあるでしょう。でも必ずしもそうした人は東京都には住んでいません。都内は賃貸も高く、通勤できる範囲で神奈川や埼玉、千葉などに住む人が多いからでしょう。特に23区内の老人密度はすさまじく、介護難民が出るという見方もあります。ところでアメリカのニューヨーク市マンハッタン地区にいくと、地下鉄に多くの介護求人広告が出ています。金持ちの老人がマンハッタンで老後を迎えるにあたって、介護する人が足りません。わざわざマンハッタンに住んで低賃金の介護職に就く人などいないからです。このため親族でも介護すれば保険金が出るような仕組みを用意しているそうです。東京都にもそうした仕組みが必要となる可能性があります。
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