2019年10月26日土曜日

日本の農業

日本の農産物は、アメリカ産と較べると美味しくて高価です。農業の規模拡大が難しい日本では、農家の収入を上げるには単価を上げるしか手がありません。そのため美味しくて高価な果物や野菜が日本産として店頭に並び、安いモノは輸入品になります。例えば安いブドウはアメリカ産で、安いニンニクは中国産です。もちろん日持ちがしない葉物はほとんどが日本産です。でもパプリカ(赤ピーマン)は国産の半額で韓国産を売ってます。米や小麦も輸入品のほうが安いので、国内の農家を守るため関税で価格を維持しています。農家が減ると自民党の票田が減るので、農家の数を維持したい政府にとって大規模農業を促進する理由はありません。農家の年齢が上がって自然に農家が減るのを待っている状況です。

2019年10月19日土曜日

外食の持ち帰り

アメリカと違い、日本は外食の持ち帰りができません。食べ残した料理は、お店の人に見つからないように隠して持ち帰るしか方法がなく、廃棄される食品を増やしています。その理由は、お店の方が持ち帰った料理による食中毒を心配するからです。高温多湿の日本では、特にお刺身など生ものを持ち帰ると途中で腐る危険があります。ここは新しい法律でお店を守り、食べ残しを持ち帰る場合の責任をすべて客に取らせる必要があります。もともと持ち帰りを想定してない店内料理なので、新しい法律でゴミを減らすと同時に持ち帰る客も喜ぶ世の中にしませんか。例えば生ものは持ち帰れないなどの制限があっても良いでしょう。廃棄される食品を減らすのは日本の義務です。

2019年10月12日土曜日

加熱式タバコ

日本でフィリップ・モリス社が売っている加熱式タバコ「アイコス」の宣伝に「火を使わない。周りに配慮できる。」という文句があります。「火を使わない」から火事の原因にならない。「燃焼による煙がない」から周りの人に悪影響が少ないと言いたいのでしょう。でもこれは本質的な利点ではありません。周りに配慮したければタバコを吸わなければいいのであって、加熱式タバコだって気化したニコチンなどを霧として口からはき出す以上、周りの人への悪影響は避けられません。そのうえ電子タバコに内蔵されているリチウムイオン電池が爆発して、顔に大やけどを負った人も世の中にはいるので、火事の原因にならないとも言えません。まったく人を馬鹿にした宣伝文句をよく使っているなと感心します。

2019年10月5日土曜日

株価も円レートも関係ない

あなたの暮らし向きには株価も円レートも関係ありません。関係するのはあなたの実質賃金が去年より上がったか下がったかだけです。株に投資している人ならともかく、一般の人には株価は意味ありません。円レートだって直接あなたの実質賃金には影響しません。ニュースによく取り上げられる株価や円レートを、政府は日銀を通じて操作する事ができます。でも実質賃金は経済の実態を表すので、そう簡単に動かす事ができません。経済の基礎体力が失われた国では、実質賃金が時間とともに減っていきます。今の日本はそういう国です。同じ人数でより儲かる仕事をしなければ、競争に負けて実質賃金が減ってしまうのです。