2011年3月21日月曜日

敬語の乱用

今回の日本の大地震と津波、それに原発の事故はアメリカでも大きなニュースです。会社でもお前の(日本の)家族は無事かとよく聞かれます。亡くなった方のご冥福をお祈りします。さて日本のニュースをみていてマサが気になったことがあります。それは企業や官庁で発表する人の発表方法が下手なことと、やたら敬語を使う事です。発表方法が下手なのは普段から練習をしていないからで、これは学校教育とも関係があります。それはそれとして、敬語の乱用にはがっかりしました。内容の不足を敬語の乱用で誤摩化しているようにすら聞こえます。「亡くなられた方」と長くするより「亡くなった方」と短く言うほうが簡潔で分かりやすいでしょう。日本語は同じ事を言うのに英語よりずっと長い時間がかかります。また語順がバラバラで最後まで聞かないと否定文か疑問文かも分かりません。だから災害の時こそ簡潔にしゃべる必要があります。無駄に敬語をつかうのは止めて、発表には簡単な日本語を使うようにお願いします。馬鹿丁寧というか、敬語に敬語を重ねて使う人もいますが、これは誤りですので止めましょう。敬意がなくても敬語は使えるので、敬語を使っていても敬意があるとは限りません。それに日本にいるのは日本語を母国語とする人だけではありませんので、重大な発表を回りくどい言い回しで言うのは禁物です。「〜していただく」とか「〜させていただく」という言い方も多すぎるようにマサは思います。敬語の乱用について皆さんはどう思いますか。

夏の仕事着

シリコンバレーでは、普段の仕事着はビジネス・カジュアルといって、シャツにスラックスかジーンズが一般的です。アップルのCEOであるジョブス氏が、製品発表のときに必ず黒いタートルネックと青のジーンズで壇上にあがるのは恒例です。22年前にマサがシリコンバレーの会社に入社した時ですら、もう仕事着はビジネス・カジュアルでした。日本では夏がとても蒸し暑いのに、今でも仕事で長袖の上着を着てるのがとても不思議です。お手本にしたイギリスは夏がそれほど暑くないので、それを真似して日本で夏にネクタイと上着を着用するのは無理がある思います。特に今年は東京で大幅な電力不足が予想されており、この機会に夏の仕事着を沖縄の「かりゆしスタイル」に変えてはどうでしょうか。公式の仕事着として官公庁から浸透させ、それとともにエアコン電力削減のために冷房温度を上げます。冗談ぬきで今年の夏は関東でエアコンを使う余力はないので、服装を沖縄スタイルにして切り抜けるのが良いとマサは思います。同じイギリスをお手本とするオーストラリア北部の夏の正装は半ズボンに半袖シャツですから、もし外国を真似したいならオーストラリアを真似するといいでしょう。アメリカも東海岸はもっと保守的でIBMなど相当長い間シャツにネクタイを仕事着としていました。その結果元気な若者と新しいビジネスはみな西海岸にいってしまい、さすがのIBMもビジネス・カジュアルとなりました。日本もこれからの季節、ぜひビジネス・カジュアルを正式な仕事着と定めて夏の電力不足に対処しませんか。