2021年3月30日火曜日

マイナンバーカード取得

マイナンバーを持っているとマイナンバーカードを申請しろという手紙が届きます。今はスマホから申請できると言うのでやってみました。自分の顔写真をとって専用サイトにアップします。すると数週間後に今度はカードができたから役所に取りに来いという手紙が来ます。ここで必要になるのが電話予約で、何日の何時に行くかを決めるために電話をしなければなりません。ところがこれが悲しい位いつも話し中で、祝日を除く月〜金の午前8:30から午後5:00までの間に何度もかけないとつながりません。何でこれがネットで予約できないのか分かりません。おそらくカードの申請受付は国の仕事で、カードの交付は地方自治体の仕事なのでしょう。そのうえ3月1日の午後4:30にやっとつながった電話で予約できた最速の予約日は、3月30日とほぼ一ヵ月後です。これは地元の自治体がカードの交付を一時間あたり20人に絞っているからで、この調子だと一ヵ月で交付できるのは3,200枚となり、人口32万人の我が自治体では100ヵ月、つまり8年かかります。いま人口の25%がカードを持っているので、完了まであと6年です。カードの受け取りにはひとり20分もかかるそうで、明らかにここがボトルネックです。実際に受け取ってみたところ、待ち時間も含めて40分近くかかりました。窓口の人と話した時間は計10分で、残りの30分は椅子に座って待っていた時間です。行政手続きが紙ベースのため、各種証明書を取りに来る人も隣に並んでおり、行政の電子化で税金を減らすという発想は見当たりません。カードの交付を急いでも給料が増えるわけではありませんから、行政の合理化はトップが国民を味方に付けないとできません。

2021年3月26日金曜日

外国人労働者

いろいろな名目で日本政府は外国人労働者を日本に招いてきました。人手不足と言っても実は労働にみあう賃金が払えないだけで、介護にせよ農業にせよもっと賃金を上げればわざわざ外国人に来てもらう必要はありません。ところがこのコロナ不景気でそうした低賃金の仕事もなくなり、外国人労働者が失職して困窮しています。彼ら・彼女らは本国を離れる時に多くの借金をしているので、「仕事がないから本国にお帰り下さい」と言われても借金を返すまでは帰れません。ここは日本政府の責任で数年分の賃金と帰国費用を負担するか、あるいは日本に残って働く道を用意するべきです。外国人労働者を招いておきながら、その後の事は民間に任せて知らんぷりは通用しません。まずは外国人にも生活保護を受けられるようにする所から始めましょう。この問題を放置しておくと、このさき誰も日本に働きに来てくれなくなります。日本より条件の良い国に外国人労働者が流れるのは当然です。

2021年3月19日金曜日

狭い日本

歩道を歩いていると自転車にぶつかりそうになり、そのうえ前から来る歩行者や角を曲がって来る人にもぶつかりそうになります。歩道が狭いし、その歩道を自転車が走るのが原因です。車道も狭いから自転車は安全な歩道を走ろうとします。そのうえ年寄りが多い歩道だとまさに障害物競走となり、なんで日本の道はこんなに狭いんだと悪態をつきたくなります。道だけではありません。家もアパートとなると狭い物件が多く、家と家の間もほとんど空間がなく、昭和の頃言われた「ウサギ小屋に住む日本人」から悪化しています。家の最低敷地面積が法律で決まっていない自治体が多く、これが「ウサギ小屋」の原因です。人間ひとりが住む面積に最低値がないのは日本の大きな欠点です。

2021年3月18日木曜日

クリエーティブディレクター

意味不明な肩書きの人が、またひとり東京オリンピックから去りました。たちの悪い冗談としか思えないアイデアをスタッフと共有する人のどこがクリエーティブなんでしょうね。そもそもこの人を選んだ経緯も不明です。公募で決まったとは聞かないので、おそらく誰かが彼を何らかの理由で選んだのでしょう。オリンピックは税金をつぎ込むイベントなので、もっと人や会社を選ぶ経緯を見える化してもらいたいと思います。英語の「creative director」が日本語に輸入されて「クリエーティブディレクター」になったらしいので、いかにも広告業界の人が使いそうなカタカナ語です。世界中の人に日本の歴史と文化を見てもらうのが開会式と閉会式なので、国際感覚のある芸術家を選ぶと良いでしょう。それにしても、これが表に出るまで1年もかかったのはなぜでしょうね。

2021年3月16日火曜日

緊急事態宣言

日本の「緊急事態宣言」も期間が長引いて常態化してしまい、その効果が薄れてきました。駅前の飲食店は若者や年寄りでいっぱいになり、春の暖かさとともに人出が増えています。1年前と違うのは、昼間から酒を飲む若者が増えたことです。店の閉店時間を午後8時と早めた事で、店も昼間から営業するようになり「昼飲み」が普通になりました。東京の新規コロナ感染数も増加に転じています。ワクチン接種が進まない中、夏に向けてまた感染の波がやってきます。今年の日本はオリンピックとコロナというまずい組み合わせになりそうです。

2021年3月12日金曜日

リモート教育の限界

アメリカの公立小学校でリモート教育の限界が問題になっています。特に低学年の子供は、パソコンやタブレット経由で授業を受けても集中できず、授業について行けないという状況です。それまで算数が好きだった女の子が、リモートになって授業内容を理解できず、算数嫌いになった話が報道されていました。また中学や高校では、生徒が孤独を感じて自殺率が上昇したという報道もあります。このため多くの州で教師のワクチン接種を前倒しにして、学校の早期再開を求める親の意見が増えています。親としても子供が家にいると仕事の傍ら教師の役目も果たす必要があり、両立が難しくなっています。

2021年3月5日金曜日

走りながら考える

日本人には苦手なのが「走りながら考える」という行為です。これは意思決定者に高齢者が多いからで、40代ぐらいのもっと若い人にトップになってもらえば変わります。新型コロナのワクチン接種はいつどこにどれだけのワクチンが届くか分かりません。こういう時は「走りながら考える」ことが必要で、また国民も最初から完璧を求めてはいけません。柔軟に対応する必要があるので、今年中にワクチン接種ができればいいな、ぐらいの期待にとどめておくべきです。初めての状況では必ず何か失敗するので、要はその失敗から学べばいいのです。いちいち失敗を非難するのではなく、次にどうすれば良いかをみんなで考えましょう。国内でワクチンを生産しているアメリカでも、コロナワクチンの入荷予定は三週間先の分までしか情報がありません。ましてや日本は欧州からの輸入に頼っているので、一週間先の分までしか分かりません。そこで接種の予約も一週間先が限度となります。