2024年4月12日金曜日

円安進行

日銀は緩和政策で円安を推進しており、153円[^1]では介入しませんでした。今年の中盤に実質賃金がプラスに転じても、消費は増えません。所得が増えた分は貯蓄や投資に回るので、むしろ消費は減るでしょう。すると物価が下がるので、2%の物価上昇を維持したい日銀は円安による物価上昇も厭いません。実質賃金がプラスなら物価上昇に耐えられるという判断です。こうして円安が進行し、今月中に155円まで行きそうです。アメリカの利下げは当分なさそうなので、日米の金利差も変わりません。需要は増えず物価だけが上がる年になりそうです。

^1: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1111S0R10C24A4000000/

2024年04月24日追記
当局の介入もなく簡単に155円まで行きました。次の節目は160円でしょうか。

2024年04月29日追記
あっさりと160円まで円安になり、介入が原因と見られる円高がありました。

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