2019年3月24日日曜日

退職金

アメリカの会社には退職金はありません。ただし会社都合でクビにする場合、手切れ金を払う制度はあります。例えばレイオフの時、もし会社にお金があれば数ヶ月分の給料をもらってクビになります。また有給の残りを買い取ってくれる制度もあるので、使い残した有給休暇は日割りの給料額から税金を引いた残りがもらえます。またアメリカの重役は会社と特別な契約を結んで退職するので、同業他社に行かないという条件で多額の退職金をもらう人もいます。これに対して日本の定年以外の退職金はその理由が不明です。なぜ自己都合で会社を去る人にお金を払うのでしょう。日本では有給の残りを買い取ってくれないので、その代わりという見方はできます。またより長く働いてもらうために、給料の後払いに近い形で報償として取っておくという見方もあります。本当は退職金は手切れ金なので、会社都合でクビにする場合に払うものです。だから定年には退職金があって、自己都合だとないというのが正しい姿です。

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