2021年4月21日水曜日

接種券とQRコード

カリフォルニア州のコロナワクチン接種は次のプロセスで行います。まずインターネット上で最寄りの会場を予約します。インターネットが使えない人には、誰かが代理で予約します。会場ごとに使うワクチンが違うので、この時どのワクチン(ファイザー又はモデルナ)を打つかを選べます。すると登録したメールアドレスに登録者を表すQRコードが届きます。予約した日時の15分前ぐらいに会場に行き、このQRコードを見せて列に並びます。ここで厚紙と一緒に3ページの書類とボールペンが配られるので、列に並ぶ間この書類に記入します。当日の健康状態についての質問と、副反応についての確認、アレルギー症状の経験、緊急連絡先を記入して署名と日付を書けば終わりです。並ぶこと数分で受付に到着し、そこで運転免許証等で本人確認をすると、受け付けの人がタブレット端末でこの書類と登録者のメールにあるQRコードをスキャンします。書類に問題がなければ、その場で印刷された接種券を受け取り注射場所に入ります。接種券は白い紙カードで、そこには登録者(名前、生年月日、性別)を示すQRコードの他に、どのワクチン(製造元、バッチ)を接種したかを示すQRコードもあります。これとは別に青い紙片が渡され、そこには「Pfizer」と書いてあります。注射が終わると、接種券に3週間後の日付と時間が書き込まれ、それが2回目の注射の日時となります。社会保障番号や医療保険情報は不要です。多数のボランティアが案内や受付で働いており、会場に着いてから20分ぐらいで注射が終わりました。車が運転できない高齢者の場合、家族が付き添いで一緒に来ているようです。副反応についての注意事項と緊急時にどの医療機関に電話するかが書かれた紙をもらって帰りました。アメリカだと不法移民や旅行者でも接種を受けられます。

2021年5月10日追記
2回目の注射の予約は自動的に行われ、数日前にメールで通知が届きます。もしこの日時に行けない場合は、電話して予約の日時を変えることができます。Pfizerの場合、最初の注射から3週間以上5週間以内に2回目を受けることになっています。

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