2020年8月1日土曜日

エアコンの除湿

エアコンで気温を下げると内部の熱交換器に水滴が付きます。これは冷たい水を入れたコップの表面に水滴が付くのと同じ原理で、結露と言います。このためエアコンの冷房運転には排水が必要で、室内機から出る冷たい空気は湿度が下がっています。ところがこのままでは室温が下がってしまうので、梅雨時など室温を下げたくない時には「再熱除湿」という機能を使う場合があります。これは熱交換器を通った冷たい空気をわざわざ電気で暖めるもので、その分余計な電気代がかかります。つまりこの方式の「エアコンの除湿」は冷房よりも電気代がかかります。これを避けるにはエアコンの「除湿」ボタンは使わないのが一番です。冷房だけでも除湿できるので、弱い冷房を使います。なお単体の除湿器を使えば、部屋の温度が上がるものの効率良く除湿ができます。単体の除湿器はエアコンの室内機と室外機がひとつの箱に入った形になり、温度が下がった空気を暖めるのに余分な電気を使いません。洗濯物を室内で乾かすにも便利なので、エアコンは気温を下げるためだけに使い、単体の除湿器と組み合わせて除湿すると合計の電気代が下がります。温度を下げるより湿度を下げる方が快適で電気代も安くなるので、特に梅雨時は除湿器をお勧めします。

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