2020年7月21日火曜日

1兆6794億円

時事ネタその24です。4月7日に閣議決定した日本の補正予算には、いわゆる「Go Toキャンペーン」として1兆6794億円が含まれています。これは新型コロナの感染が収束した後に国内の観光需要を喚起するための方策で、夏休みに合わせて7月22日から開始されます。この予算を立てた時は「いくらなんでも7月にはコロナは収まるだろう」という漠然とした見通しがありました。でも実際には東京や大阪で感染が拡大しています。にもかかわらず病院の収支が悪化しているので、医者や看護師などの夏のボーナスは減額される見通しです。1兆6794億円の半分でも病院に回して、医療関係者に報いる事ができないでしょうか。中国武漢では医療関係者から公立の博物館などの入場料を取りません。フランスでは医療関係者に国が特別ボーナスを払っています。今回のコロナ禍で最も献身的に働いた医療関係者が報われないのは理解できません。状況が変わったにもかかわらず、一度決めた事を臨機応変に変えられないのは日本の最大の欠点です。

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