2020年7月18日土曜日

低俗な笑い

コロナのせいか、日本のテレビ番組で低俗な笑いが増えています。芸人がいかに「お馬鹿」であるかを競う番組はその一例です。また日本の番組では「社会風刺」が事実上禁じられているので、笑いにしまりがありません。もともとあまり面白くない「トーク」を盛り上げるため、簡単に笑ってくれる若い観客を入れて番組に笑い声を足しています。時間をかけて練った芸ではなく、その場の瞬発力だけで笑いを取れる芸人だけがテレビに呼ばれます。でも「罰ゲーム」で笑いを取るのは「イジメ」で笑いを取るのと本質的に同じです。同質圧力の高い日本で、ストレスを発散するのに笑いが必要な事は分かります。でもこのままテレビが低俗な笑いだらけになると、テレビを視る人はさらに減るでしょう。

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