2024年6月13日木曜日

ゾンビ企業と労働者

この記事[^1]の『「カネを払えない企業は潰れちまえ」は「底辺労働者は野垂れ死ね」と同義』という意見について反論を試みます。この考えの前提は、底辺労働者の経済的価値はいつも同じというものです。つまり時給が少ない労津者は、どこに行っても他の仕事をしても時給が少ないという仮定です。言い換えると、リスキリングは無意味という仮定です。そういう「変われない」労働者の存在は否定しません。でもそれは少数派だというのが筆者の仮定です。そしてその不運な少数派を救うのが生活保護です。居場所を変えたり他の仕事ができない人は必ずいるので、そこで企業が潰れたら生活保護で生き延びます。なので野垂れ死ねとはなりません。でも人は努力する生き物なので、底辺労働者がいつまでも底辺労働者であり続けるという意見は受け入れません。企業は人手不足を解決するために労働者を再教育して戦力にしようと試みます。だからゾンビ企業が潰れれば、そこに使われていた人手が他の場所に移ったり別の仕事に就きます。より儲かる企業に労働者が移るので、新しい仕事を学ぶ事ができれば生産性が上がります。より良い待遇を求めて引っ越したり学ぶ努力をする人は底辺労働者にはなりません。

^1: https://article.yahoo.co.jp/detail/9277e81c27ea6c202a85c790da1b90d68de6696c

2024年07月06日追記
時代の変化に応じて自ら変革できる企業が生き残ります。進化論そのものです。

2024年08月15日追記
たとえ黒字でも社長に後継者がいなければ身売りすべきで、中小企業が生き残る道です。

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