2012年1月1日日曜日

サービス業

日本でサービス業というと、安っぽい産業のイメージがありませんか。「サービス」が「無料」という意味に使われているので、こうした誤解が生じるのでしょう。サービス業とは第3次産業のことです。農業や漁業、鉱業や林業など直接自然の恵みを収穫するのが第1次産業、それらを加工して製品にするのが製造業である第2次産業、それ以外の産業全部が第3次産業です。金額的には第3次産業が一番大きいと言えるでしょう。アメリカは農業国でもあり、ガスや石油など地下資源もあるので第1次産業が発達しています。製造業は日本に押されてるものの、車や飛行機、兵器やハイテク機器に強みがあります。それ以外の観光、教育、映画、金融、保険、医療、IT産業、通信、運送など第3次産業も活発です。日本は土地が狭く地下資源もないので、第1次産業は国内需要すら満たしていません。第2次産業も円高とアジアの追い上げにより縮小傾向です。残るは第3次産業です。ここで誤解して欲しくないのは、第3次産業はサービス業だから利益が少ないとか、小売りや介護だけかと思ってしまう点です。第3次産業には観光、教育、映画、金融、保険、医療、IT産業、通信、運送などが入ります。これらはすべて体より頭を使う産業です。日本の産業が進む方向は第3次産業であり、こうした産業で他の国に勝てるような国際競争力のある人材が日本の将来には欠かせません。日本は閉鎖的なので海外からの移民は成功せず、人口の減少も続きます。国民ひとりひとりの能力を高める以外に、日本の没落を免れる道はないとマサは考えます。

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