2021年5月31日月曜日

営業停止

最初の緊急事態宣言が東京都に出たとき、パチンコが営業停止になりました。それまでパチンコ店でコロナのクラスターが発生していないにもかかわらず、人が集まるからという理由で営業停止となったパチンコ店は、そのあとの2番目の緊急事態宣言では休みにならず、3度目の緊急事態宣言でも営業しています。今でもクラスターが発生しているのは、酒を出す飲食店、カラオケがあるクラブ、それに職場です。この1年でクラスターが発生する原因がだいぶ判明しました。ただ人が集まるだけでなく、そこで会話したり歌を歌うなどの活動があるとコロナに感染します。だれもが黙って玉を打つパチンコではコロナは広がらず、同じ理由で通勤電車もクラスターの発生源とはなっていません。劇場、映画館、美術館、寄席などは、それ自身はクラスターの原因ではないので、緊急事態宣言で営業を停止する理由はありません。人流を止めるというのは手段であり最終目的は感染防止なので、クラスターが発生していないビジネスが営業を停止する理由はありません。単に劇場、映画館、美術館、寄席などに出向く人の数を減らしたいという願望から、根拠のない営業停止命令が出るのは問題です。この1年間で客にクラスターが発生したかどうかで、そのビジネスに営業停止を求めるどうかを決めるのが科学的な判断です。

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