2009年12月14日月曜日

お茶派?コーヒー派?

日本のお茶は緑茶と言いますが、その色は正しくは黄緑色です。例のボトル入りのお茶の色です。紅茶がイギリスでは単にティーと呼ばれるのと同じで、日本でお茶といえば緑茶のことになります。紅茶は英語ではブラックティーとなり、これと区別するためにグリーンティーと表現しています。緑茶は大変デリケートな飲み物で、軟水を使い特定の温度で抽出したときだけ本当の味と香りが得られます。これに対して、紅茶はある程度硬水でもよく温度は熱湯となっています。アメリカだと一般的な飲み物は水とコーヒーです。コーヒーは以前はいわゆるアメリカンで薄いものが普通でした。ところがスターバックスがエスプレッソを流行らせてから、濃いコーヒーが好まれるようになりました。会社ではスターバックスのコーヒー豆を挽いたもので入れています。エスプレッソマシンもあって、好きな人はもっと強いコーヒーを飲んでいます。一方ロシア系の人は紅茶が好きなようで、湯沸かし器を使ってティーバッグで飲んでいます。アメリカだとお茶派は少数なので、コーヒーはコーヒーメーカーを置いているところでも、お茶はコーヒーメーカーからお湯をもらってティーバッグという会社が多いです。ただしこれだとお湯の温度が低いので、紅茶を美味しく出すことができません。モルモン教の人はカフェインは禁止ですので、コーラも飲めません。アメリカには色々な宗教があるので、お客様に出すには水が一番安全な飲み物となります。普通は何を飲むか聞いてから出します。「飲み物は何がよろしいですか。お水、緑茶、紅茶、ハーブ茶、麦茶、コーヒー、デカフェ、炭酸水、コーラ...」という具合に細かく聞かれるのがアメリカ人は好きです。デカフェはカフェインレスのコーヒー、炭酸水はソーダではなくガス入りのミネラルウオーターのことです。カフェインが体に悪いと信じている人は、水かハーブ茶を選びます。日本だとお茶かコーヒーのふたつしかないので、簡単ですね。玄米茶と麦茶は香りが良いので、アメリカ人に特に人気があります。

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