2022年6月1日水曜日

放送受信料

NHKに放送受信料を払うのはなぜでしょうか。それは民主主義を維持するには報道の自由が必要だからです。ロシアや中国のように国営放送だけだと、国民は「大本営発表」によるプロパガンダしか受け取れません。政府がスポンサーだと政府にとって都合の良い事しか報道できないからです。同じ理由で有料の新聞も民主主義を維持するコストです。タダでは民主主義は維持できません。NHKは報道の自由のために放送受信料をいただくと言えばいいのに、そうは言っていません。公式には「緊急・災害報道や子ども向け番組、福祉番組、国際放送」[^1]のために放送受信料をいただくと言っています。民放にも報道の義務があるので、民放を刺激しないように報道の自由をあえて隠しているようです。報道番組の限られた時間でどの事件を取り上げるかは常に論争の種なので、中立性を疑われるのも不都合なのでしょう。競争のないNHKが放送受信料に見合う価値のある番組を放送しているかどうかは、受信料の払い手である国民が監視しなければなりません。報道の自由がない国に何が起きるかは、今のロシアや中国を見れば分かります。


2022年08月04日追記
旧統一教会についてのNHKの姿勢が問われています。民放とは対照的です。
ちなみに筆者はBS4KとかBS8Kの放送は不要なので、停止したら良いと思います。

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