2022年7月19日火曜日

異常気象

大気中の二酸化炭素濃度が400ppmを越えた2016年あたりから、日本でいえば夏の豪雨や猛暑、アメリカでは干ばつや山火事にハリケーン、ヨーロッパだと猛暑と山火事が明らかに増えました。オーストラリアでも干ばつと山火事が猛威を振るい、逃げ場を失ったコアラが人間に救出されるニュースもありました。先進国が過去何十年も化石燃料を燃やして、大気中の二酸化炭素濃度を産業革命前に較べて50%も増やした結果、このような異常気象が毎年起きています。このままではいけないと若者を中心に反化石燃料運動が起き、地球温暖化を止める活動も進んでいるものの、主に経済的な理由からむしろ温暖化は悪化しています。そのうえウクライナ戦争はロシア産天然ガスを止めるので、主に欧州で石炭火力発電が復活し、二酸化炭素の排出を増やしています。確実に異常気象が増えているのに、それを止める術がない状況です。若者でなくても、人類は存続の危機に直面している事ぐらい分かります。ドイツが緊急避難的に原発に頼るのも無理ありません。

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