2023年5月11日木曜日

納期より品質

日本の製造業に根付いた「納期厳守」という思想は誤りです。納期を品質より優先すると、この記事[^1]にあるような問題が起きます。突貫工事で従業員の生活も破壊され、少子化の原因にもなります。そもそも納期を計算する時に人員を100%使えると想定するのも誤りです。人は休暇を取るし、病気にもなるし、家族がケガする事もあります。せめて80%で予定を立てるべきであり、最初から残業を計算にいれてはいけません。確かに日本の「納期厳守」は世界一のレベルです。でもそれは多くの犠牲の上に成り立っており、優先順位の見直しが必要です。社員の生活や品質を守れない納期には意味がありません。そうした常識が若手にないなら、社員教育が失敗しています。

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