2023年6月1日木曜日

夜も眠れない

日本が年間100%ぐらいのハイパーインフレになる条件は、経常赤字が定着して円安が進む事というのが筆者の意見です。日本の輸出競争力が落ち、高齢化で預金を引き出す人が増え、国債の現金化が進みます。すると海外への投資も減るので、経常赤字は避けられません。円の信用が低下し、円安が進みます。これはインフレを加速し、景気を冷やします。インフレを抑えるために金利を上げるので、不景気とインフレが同時進行するスタグフレーションになります。少子化も進むので、ますます税金が足りなくなり、巨額の財政赤字になります。そのためさらに円安となり、ハイパーインフレになるという経過を辿ります。日本がこれを回避する道はあるでしょうか。これを考え出すと夜も眠れません。過去に同様の経過を辿った国は増税と支出カットで財政を黒字化し、通貨安を止めました。理屈から言えば、それしか出口がありません。消費税を倍増し、すべての国家支出を半分にする位の大ナタが必要です。問題先送りが恒例の日本で、そんな思い切った改革が出来るとはとても思えないので、ハイパーインフレ退治にIMFが乗り込んで来ます。現金の価値は下がるので、さらに不動産や株、貴金属への投資が進むと予想します。

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