2023年8月14日月曜日

歴史を学ぶ目的

歴史を学ぶ目的は、過去の過ちを繰り返さない事です。では日本は第二次世界大戦での敗戦から、何を学んだのでしょう。どうすれば負け戦を避けられたのでしょう。こうした視点は日本の歴史教育にはありません。つまり学ぶ目的がすっぽり抜け落ちているのが、日本の歴史教育です。歴史的事実だけを丸暗記するのは、本当の目的ではありません。大学入試などのテストで問われるから、歴史的事実だけを丸暗記しています。どうすれば負け戦を避けられたのかという問いに正解はありません。つまりテストの設問として不適当なので、無視されています。マスコミもそうした正解のない問いは避けています。事実ではなく意見なので、政治的報道と見なされるからです。終わった事だから蒸し返したくないと目を背けてしまえば、また同じ事が起きるというのが歴史の教訓です。敗戦記念日ぐらい、どうすれば負け戦を避けられたのか日本人は自問自答するべきでしょう。国民が戦争を求めていた事は事実だし、当時のマスコミが戦争を煽っていた事も事実です。たとえ軍隊を持たなくても、他の国から戦争を仕掛けられる事は日本でもあり得ます。

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