2026年5月5日火曜日

生物と視覚

生物、特に高等生物に視覚は必須かという議論があります。地球上の生物進化では、カンブリア紀に視覚を持つ生物が支配的になりました。視覚は捕食者にとって有利な道具であり、肉食動物に大きな利点があります。地球では水も空気も可視光線を通すので、この光線を視ることができれば生物は生き延びる可能性がずっと大きくなります。言語は音声中心でも、知識を拡げたり後生に残すには文字が必要で、ここでも視覚はほぼ必須です。「プロジェクト・ヘイル・メアリー」というSF映画には、視覚を持たない高等生物が登場します。視覚なしで進化した生物が、人間のような科学や技術を持つ事ができるかという疑問には、どんな答えがあるでしょう。触覚があれば文字も可能だとか、人間でも視覚なしで普通に生活できるという指摘は当然です。時間はかかるものの、視覚なしで道具を発明したり家を造るのは可能でしょう。でも生物として生き延びる可能性は、ぐっと低くなりそうな気がします。視覚の代わりに聴覚や嗅覚、さらに触覚が大きく発達したとしても、何度も地球が経験したような生物の絶滅危機を乗りこえられるかどうかという疑問が残ります。また視覚に依存する科学や技術をほぼ持たずに生きるため、火を使えないとか、船で海を渡る事ができないといったハンデがありそうです。もちろん他の惑星には酸素がないので火はないとか、水がないので海はないという事はあり得ます。するとそうした惑星にも生物が生まれ、高等生物に進化できるのかという疑問が残ります。

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