2025年1月30日木曜日

集団就職

昭和にあった「集団就職」とは、主に地方の中卒者が都会の工場や会社に集団で就職する事で、そのために専用列車もありました。そこには地方に仕事がなく、長男以外は農業を継げないという背景がありました。その後日本は列島改造というインフラ投資で好景気の波に乗り、地方に仕事が生まれたため集団就職は廃れました。税金に余裕があればインフラ投資は地方に現金をもたらします。ところが少子高齢化で税金に余裕はなく、地方の仕事もなくなって若者は再度都会を目指します。インバウンドの波に乗ったニセコや白馬は別として、地方が人口減少という大波を乗り越えるのはまず無理です。人口減少は避けられないと諦め、少ない人口で暮らすにはどうすれば良いかを考えるのが首長の仕事[^1]です。女性の自由が少ない田舎には長男しか残りません。

^1: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD150HB0V10C25A1000000/

同日追記
東京都の転入超過は外国人が大半です。この記事は日本人と外国人を区別していません。

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