面白い傾向
日本の実質賃金[^1]の変化に面白い傾向が見て取れます。年間を通して上昇傾向にあるものの、今年に入って頭打ちになる可能性です。もともと物価は一定のペースで上昇しており、その一方で賃金は夏と冬のボーナス時期にポンと上がるという性質があります。引用元のグラフでも6月と12月は実質賃金がプラスで、1月から3月に下がる傾向が見えます。賃金を上げるには製品やサービスの価格を上げる必要があり、いたちごっこになっています。日銀は今年後半に実質賃金がプラスを続けると予想しており、1月の大幅マイナスは予想外ではないかと想像できます。日本は賃金の改定が年に1回なので、どうしても物価上昇に遅れるという構図です。すでに国民の消費支出は減っているので、さらにインバウンド頼みが続くでしょう。
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