2026年1月14日水曜日

戦争と平和

まるで有名な小説のタイトルです。この記事[^1]は平和が「戦争をしない事」ではなく、「戦争しても勝てる国になる事」だと示唆しています。抑止力だけでは戦争を防げない場合、次の手は経済制裁で戦争を終わらせる事です。それには戦争相手への依存を極力減らし、国内産業だけで急場をしのげる国になる必要があります。高市首相が「寝た子を起こした」のは間違いありません。中国にとって台湾は戦争中の相手であり、いずれは征服(「解放」)しなければならない場所です。その一方で中国が台湾を征服すれば、その先にあるのは日本の南西諸島やフィリピンです。じわじわと中国の影響力を高めて、いずれは太平洋をアメリカと二分して統治するのが中国の目標ですから、日本は既に仮想敵国となっています。ロシアがウクライナに侵攻して領土を得たように、いずれ中国も周りの国に侵攻して領土を得ようとするでしょう。欧州でのアメリカの及び腰を見れば、台湾に侵攻してもアメリカとの直接の戦争はないと中国が判断するのは当然です。なお2023年にアメリカのシンクタンクが行った図上演習[^2]によれば、中国が台湾侵攻に成功するのは日本が米軍を見捨てる場合のみで、逆に言うと日本が参戦しなければ中国は勝てるという予想です。例の高市首相の発言が意味を持つのは、それが一種の参戦宣言だからであり、抑止力として強力だからです。それだけに中国の反発も強く、少なくとも2027年までこの対立は続くでしょう。

^1: https://www.rekishijin.com/50789

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