2022年9月21日水曜日

宗教と詐欺

旧統一教会問題というパンドラの箱が開きました。元首相の暗殺という結果を招いた不作為はもう隠せません。これは実は「宗教と詐欺」は紙一重ではないかという問題提起です。「今の不幸を先祖のせいにして、お金でその不幸から逃れる」というロジックで旧統一教会は日本で資金を集め、韓国に送っています。「不幸が先祖のせい」という主張も、「お金でその不幸から逃れる」という主張も正しいとは証明できません。キリスト教の免罪符と同じで、お金を集めたい団体が宗教を隠れ蓑に詐欺をはたらいたのが実情です。でもほとんどの宗教には類似の詐欺の要素があります。神社のお賽銭、おみくじ、それにお祓いは詐欺でしょうか。仏教のお彼岸、戒名は詐欺でしょうか。全知全能の神が存在するという主張は詐欺でしょうか。御利益を期待して寄付したのに、何の御利益もない時は詐欺でしょうか。日本は古くからある宗教が弱いので、新興宗教がつけ込みやすい下地があります。どうやって「お金を集めたい団体が宗教を隠れ蓑に詐欺をはたらく」のを法律で防げるか、ここは政治の力が必要な場面です。

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