この記事[^1]は成功バイアスの典型です。サラリーマンが「好きな仕事をするか、稼げる仕事をするか」という選択をせまられた時に、好きな仕事を追求すれば稼げるようになる、という主張です。ところが例として挙げられたウォルト・ディズニーとJ・K・ローリングは成功者であり、そこには成功者バイアスが存在します。この二人の影には、好きな仕事を追求したけど稼げるようにならなかった無数の失敗者がいて、それは取り上げられないため無視されています。大多数のサラリーマンはどこかで折り合いを付けて、妥協しながら生きています。つまり稼げる仕事を好きになる(又は好きだと思い込む)という妥協です。それは現実的な選択であり、合理的な生き方です。少なくとも犯罪者になるよりずっとマシです。成功には才能と努力に加えて好運が必要で、好きな仕事を追求すれば必ず稼げるようになるとは言えません。好きな仕事を追求すれば稼げるようになる可能性が高まる位が本当の所です。ではどうするのが良いでしょう。筆者は「やらずに後悔するより、やって何かを学ぶ」という立場なので、20代は色々と試してみて、人生経験を積むのが良いという考えです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。