2009年10月11日日曜日

仕事の見つけ方 その4

レジュメの書き方には、それだけで1冊の本が書けるぐらいのいろいろなノウハウがあります。また普段から、レジュメに書けるような仕事をしようとアメリカ人は気をつけています。レジュメには、「これだけの売り上げを上げた」「これだけのコストを削減した」「これだけのソフトを作った」などの具体的な例を書くのが良いとされています。しかし雇う方は、過去にその人がどれだけの仕事をしたかよりも、今後その会社でどれだけの仕事ができそうかを判断しなければなりません。そのためには、話ができる人かどうか、チームワークができる人かどうか、専門知識や経験の量はどれくらいか、頭の回転は速いほうか、そして何よりも同僚として尊敬できる人間であるかどうかを試します。「できる人はできる人を集め、あまりできない人はいっそうできない人を集める」という経験則がこちらにはあるので、面接を通じて自分と同じかそれ以上の力量の人を雇うことがチームメンバには求められます。技術的な面接だと、ひとりに1時間ぐらいかけて複数の問題を解かせるようなものもあります。たとえば、ある4桁の数をホワイトボードに書くと面接者がそれに対応する1桁の数を言います。どんな規則でその1桁の数が導かれるかを、何種類かの4桁の数を書いて調べなさい、というような問題です。10分程度の制限時間内に分かればいいのですが、分からなくてもどんな道筋で考えているかを説明できれば高得点になります。要は面接者に「こいつは使える」と思わせれば勝ちです。

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