2021年10月15日金曜日

大衆を見くびるな

こちらの論文[^1]によると、パンデミックに対して正直に国民に現状を話した政府ほど国民に信用され、その結果ワクチンの接種率が高いそうです。大衆を無知蒙昧な烏合の衆とみなす政府ほど「大丈夫だ」とか「ただの風邪だ」と言うので、すぐそれがバレて国民が政府を信用しなくなり、ワクチンの回避につながるとか。「無用なパニックを避ける」という理由で本当の事を言わないトップはアメリカにも日本にもいました。それが結果的にコロナの収束を遅らせているという指摘は正しいと思います。インターネットの時代に政府は情報を制御できません。だから日本も国民を信用して正しい情報をどんどん出す政府にならないといけません。デマがパニックを引き起こすので、正しい情報をたくさん出してデマを押し流せばいいという事です。信頼は双方向に働くので、政府が国民を信頼すれば国民も政府を信頼します。大衆を見くびってはいけません。

^1: https://www.nature.com/articles/d41586-021-02758-2

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