2022年8月22日月曜日

かかりつけ医

英語でいうと「primary physician」です。日本の保険制度ではいつでも任意の医者に行けます。これに対してアメリカの主な医療保険だと、患者はまず「かかりつけ医」を決める必要があり、ひとりの医者が「かかりつけ医」として診療する患者の数には上限があるので、新規患者を受付中の近所の医者を見つけて「かかりつけ医」になってもらう所から始まります。緊急時以外の病気やケガはまず自分の「かかりつけ医」の予約を取り、そこで診断を受けます。人気のある医者だと予約は1週間先となり、普通のカゼで医者にかかる事はまずありません。OTC薬も充実しているので、ささいな病気は市販薬で治療します。「かかりつけ医」は専門医への紹介も行い、患者が任意の医者に勝手に行く事はできません。日本で「かかりつけ医」を制度として実現するには、「かかりつけ医」以外の医者に紹介状なしで行くと自己負担額が増えるなどの罰則が必要でしょう。

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