2022年8月8日月曜日

過ちとは

原爆死没者慰霊碑に刻まれた「過ち」とは、一般には「戦争」[^1]と解釈されます。「戦争をしたのは失敗だった。だからもう戦争はしない」という意味です。日本国憲法にはさらに「戦争をしないから、軍隊を持たない」とまで書いてあります。この憲法には、日本が再度アメリカに刃向かうのを避ける目的があったので、こうした文言が含まれるのは当然です。でもそれから80年近く経ち、憲法9条と現状との齟齬が無視できない程大きくなりました。アメリカは日本をロシアや中国との防波堤にしたので、日本に軍隊(自衛隊)を作らせました。ロシアのウクライナ侵攻は、核保有国が他国の領土を戦争で奪う現実を見せつけています。もしあくまでも日本が戦争をしないのであれば、ロシアや中国が日本の領土を武力で占領しても甘んじて受け入れるという事です。それは本当に日本人が受け入れる現実でしょうか。アメリカは自衛する気がない日本をアメリカ人の命をかけて守るつもりはありません。日本から始めなくても、他国から戦争を仕掛けられる可能性がある以上、日本に軍隊(自衛隊)は必要だというのが現実です。つまり「過ち」とは「他国に戦争を仕掛けた事」であり、海外に植民地を作ろうとした事です。

^1: https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/faq/9398.html

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