2022年8月16日火曜日

学生ローン

日本では学生ローンを「貸与型奨学金」と呼びます。日本以外の国では「奨学金」とは給付型のお金を指すので、日本も世界標準に合わせて「貸与型奨学金」を学生ローンと呼んだらどうでしょうか。大学進学率が高い反面、お金がない学生は学生ローンを使います。そこで大学を卒業しても十分な収入が得られない卒業生は、学生ローンの返済に苦しむ[^1]ことになります。解決策は「貸与型奨学金」を学生ローンと呼ぶ事です。もちろん、お金持ちの寄付や国の税金で給付型のお金を優秀な学生に出すのもアリですが、もうすでにそれはやっています。「大学を卒業しても十分な収入が得られない卒業生」とは、もともと給付型のお金をもらえるほど優秀ではない人たちです。病気や不可抗力で働けない人は保険で返済を免除すれば良いので、奨学金という名前に騙されないように学生ローンと呼ぶ事を求めます。借りる方にローンという自覚が薄いから返済に苦しむのです。高卒で10年働いてお金を貯め、それから大学に入っても遅くはありません。

^1: https://www.tokyo-np.co.jp/article/195265

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