2024年2月24日土曜日

下水と液状化

これはやっかいな問題です。地震で液状化が起きると下水管が壊れます。特にマンホールが浮きとなって地中の下水管を持ち上げるので、地上にはマンホールが突き出して通行の邪魔になり、地下では下水管が折れて土砂が入り詰まります。この状態で下水を流すと詰まった場所で下水が溢れるので、大惨事です。これを防ぐにはまず第一に液状化が起きそうな場所を避けて下水管を埋設する事で、次に液状化のもとになる地中の水を抜く事です。しかし砂地や埋め立て地は地下水位が浅いため液状化が起きやすい場所です。またそうした場所では地中の水を抜く事も難しく、良い解決策はありません。水道管は耐震水道管に替えるという方法で断水を防げるのに、下水管には耐震下水管はないのでしょうか。こちらの船橋市のサイト[^2]には、耐震化としてマンホールが浮かないように重しを追加する方法や、下水管の接続部分にゴムの継手を使う方法が紹介されています。

^1: https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1321198

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