2024年2月27日火曜日

日経ですらコレか

こちらの日経の記事に、消費者物価指数が時間とともに下がっている事を示す折れ線ブラフがあります。ところがそのグラフのY軸は0%ではなく、2%から始まっています。このため減少割合を直感的にグラフから読み取れず、グラフの意味が半減しています。最近こうした「手抜きグラフ」が増加しており、それがとうとう日経にまで来たかと残念に思います。今の教育ではこうした「手抜きグラフ」も良しとしているのでしょうか。Y軸が線形の場合、原点は0にするのがルールだったと思います。部分的な変化を拡大したいなら、Y軸の途中に割り線を入れて目盛りが飛んでいる事を示すのもルールだったと思います。一方Y軸目盛りが不均等で、原点が0でないひどいグラフとして有名になったのが、東京都福祉局の公式サイト内にある、福祉業界の有給取得率を示すグラフ[^2]です。ここまでひどいと悪意を感じます。グラフの目盛りで人を欺こうとするケース(印象操作)は増えており、個人で防衛するしかありません。

^1: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA261Z40W4A220C2000000/

同日追記
こちらの物価指数グラフは時間スケールが長く、原点に0%を含んでいます。これが正しいグラフです。

2024年03月22日追記
再度日経の手抜きグラフと正しいグラフの比較です。日経は本当にダメですね。
政府の電気・都市ガス代の抑制策の影響が正しいグラフにはよく表れています。

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