消費者物価指数が27カ月連続で2%を超える[^1]ものの、実質賃金は26カ月連続のマイナスとなっています。本来ならば日銀は利上げに踏み切るべきですが、その結果実質賃金がさらにマイナスを続ける事を恐れています。6月のワンタイム減税と4月からの賃上げでそろそろ実質賃金がプラスに振れるはずなので、それを見届けてからの利上げシナリオです。ところがこの半年で円安がさらに進み、また物価上昇の秋が待ち受けています。利上げしてすぐ実質賃金が再度マイナスに沈むのも都合が悪い日銀としては、利率を上げるに上げられないという状況です。どちらにしても非難されるなら、利率を上げて企業の新陳代謝を促すのが王道でしょう。7月中の英断を望みます。
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