2026年5月18日月曜日

イランとアメリカ

米中会談が成果なく終わったので、イランとアメリカの軍事対立は続きます。どちらの主張も最初から平行線で、アメリカの戦略不足[^1]は否定できません。核物質の除去にはアメリカが陸軍を投入する必要があり、イランの革命防衛隊との全面戦争にエスカレートします。そうなるとアメリカ軍の人的損失は膨大な数になり、中間選挙で共和党が大敗します。アメリカをけしかけたイスラエルには地上軍をイランに派遣するつもりはなく、ホルムズ海峡の封鎖が続きます。イランはカスピ海を通じて北のロシア、陸路を通じて西のイラク、東のパキスタンと貿易を続けています。ホルムズ海峡を通じた原油輸出は無理でも、他のルートで経済制裁を回避しています。アメリカのアキレス腱はガソリンの値段であり、中間選挙の勝敗を左右する要因のひとつです。アメリカがイランを再度攻撃すれば、イランはまた湾岸諸国を攻撃します。それは原油の高騰を通じて世界の物価を押し上げます。中間選挙で国民にアピールする成果が乏しいトランプには良い打開策がなく、中国にまで足下を見透かされています。ベトナム戦争、アフガニスタン戦争ではアメリカは実質的に敗北したものの、国としては負けを認めていません。イラン戦争もそうなる可能性は高いでしょう。

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