2022年1月2日日曜日

生産性と失業率

日本のバブル崩壊が1991年で、それから30年以上経ちました。この30年の間に日本の生産性はほぼ横ばいです。補助金を出したり税金を減らしたりと政府は毎年いろいろな策を繰り出したものの、生産性は上がりませんでした。その間に人口も減り始め、日本はじり貧となっています。分配を増やしたくても、生産性が上がらない以上ないものは配れません。生産性を上げるには合理化が必要で、その結果一時的に失業率が上がります。メンバーシップ型の雇用が主流の日本で、そうした合理化はまず不可能です。それは合理化により社内の失業者が増えるからで、日本で無駄な仕事がなくならない大きな理由です。補助金や減税では生産性は上がらないので、合理化を可能にするジョブ型に雇用を変えるための法律変更が必要です。行政のデジタル化が遅れた主な理由も、無駄な仕事を減らすと失業者が増えるからです。公務員には自分たちの仕事を減らす合理化を進める理由がありません。

2022年09月12日追記
これが日本でDXが進まない一番の理由です。

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