2022年1月30日日曜日

老衰とコロナ

ここ数ヶ月で親類が2人亡くなりました。92歳と94歳の姉弟です。どちらもコロナではありません。年をとって食事もできなくなり、枯れるように逝きました。医学的には老衰に相当します。こうした高齢者が亡くなるのは自然な事です。普通の医者は自分の患者が亡くなるのは良しとしないでしょうけど、自宅で看取りの体制なら無理に点滴などせず眠るように亡くなる患者を、担当のお医者様が夜中の往診でも死亡判定してくれます。医者の仕事は無駄に命を延ばす事ではありません。年寄りは放っておいても死にます。コロナと共生するという事は、コロナ陽性がどうかにかかわらず高齢者が亡くなる事を自然な事として受け入れるという事です。年寄りが病気に弱いのは、限られた資源を次世代に使わせる自然の知恵です。次世代を犠牲にしてまで年寄りが長生きするのは自然の摂理に反します。日本の寿命が世界一だとしても、それが次世代の日本人にマイナスに働くなら自慢できません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。