2023年10月12日木曜日

正気か

「国の税収は22年度に71.1兆円と当初の見通しを6兆円ほど上回る」ため、一時的な減税が検討[^1]されているそうです。でもこれは積み上がった赤字国債をなくすために使うお金で、バラマキに使うお金ではありません。コロナ禍で国民ひとり当たり10万円を配った時、国として12兆円の赤字国債を増やしました。それすら返済できていない段階で、この6兆円の半分を国債の消化に使えば、残りは3兆円です。防衛費の増額、少子化対策など既にその3兆円の使い道は決まっており、今の日本財政にとても減税の余地があるとは思えません。選挙受けする「減税」のために、また赤字国債が積み上がるという状況です。

^1: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA269AN0W3A920C2000000/

2023年10月15日追記
「防衛・少子化・脱炭素」に数兆円の増税が必要で、減税どころの話ではありません。

2023年10月18日追記
結局のところ、目先の事しか考えない国民に迎合した「減税」になる運命です。

2023年11月02日追記
2024年度の収入を上げて、実質賃金をプラスにするのが目的だそうです。赤字国債が原資のお金を一回配るだけなので、国民は「笛吹けど踊らず」になりそうな気がします。

2023年11月08日追記
「国債8.8兆円追加発行」減税の財源は赤字国債、経済対策の財源も赤字国債です。

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