2023年11月9日木曜日

アナキズム

「無政府主義」とも訳される「アナキズム」の現代版が「相互扶助」[^1]だそうです。「相互扶助」には「話し合いができる事」が前提条件なので、お互いに言葉が通じない人どうしが水や土地といった資源をめぐって争う場合、「相互扶助」は期待できません。つまり「アナキズム」だけでは戦争を防げません。そもそも「アナキズム」を唱える人が、政府による制限の恩恵を受けている事も事実です。お金が使えるのは法律のおかげです。他人に私物を盗まれないのも法律のおかげです。自分に都合の良い制限は許し、不都合な制限だけを否定するのではただの身勝手であり、「相互扶助」とは矛盾します。それより人権主義の方が人のためになります。男女平等や年齢差別撤廃が人権主義であり、「相互扶助」は私有財産を否定した共産主義に直結します。世界的に共産主義は失敗しており、社会主義も多数の国民を不幸にしています。共産主義や社会主義が独裁者を生むのは偶然ではありません。自由を求めれば戦争が起き、平和を求めれば自由が損なわれます。自由と平和は制限なしには両立しません。

^1: https://nordot.app/1090140296763081403?c=39546741839462401

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