2024年1月22日月曜日

働きがい改革

日経のこの記事[^1]は良い試みです。でもJTC(日本の伝統的な会社)を変えるのは容易ではありません。「日本型雇用が元凶」と分かっていても、その雇用にメスを入れる事は避けています。「雇用の安定」を良い事だと信じる限り、挑戦は嫌われ、変化は生まれません。「転生のヒント」そのものが保守的です。ここには労働法を変えて人材の流動性を高めるという発想はありません。就職の年齢差別をなくして定年を廃止するかわりに、手切れ金による指名解雇を合法化して終身雇用をやめるという決断ができません。はやりのジョブ型雇用にしても「解雇しやすい労働法」抜きには機能しません。日本型雇用をどう変えれば良いのかという議論が圧倒的に欠けています。やりたい仕事ではないから、働きがいもありません。


2024年01月24日追記
日本は安定と引き換えに貧しい国になる事を選びました。それが国民の望みです。

2024年01月30日追記
国民に労働法が時代遅れという認識はないようで、小手先の変化では遅すぎます。

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