2024年3月30日土曜日

兵器輸出

兵器輸出[^1]で日本が揺れています。その原因は日本の憲法にあり、戦争そのものを否定した憲法9条に起因すると思います。戦争を否定するなら、兵器輸出も否定するという考え方です。ところが朝鮮戦争の時にアメリカが日本に再軍備を求め、9条は形骸化しました。日本を守るという意味で自衛隊という名前の軍隊を作りました。つまり防衛戦争は9条には違反しないという建前です。21世紀の世界は各地で戦争が起きており、国連にもそれを止める力はありません。ロシアや中国が日本に戦争を始める可能性もゼロではなく、自衛のための戦争準備は必須となっています。戦争において防御と攻撃の区別はありません。戦闘機は防御兵器でもあり、攻撃兵器でもあります。偵察用ドローンですら攻撃に使えます。兵器を作るには資金が必要で、日本だけで次世代戦闘機は開発できません。つまり防御のために戦闘機を輸出するか、それとも防御を諦めるかというのが現実です。兵器は使い方でその性格が決まります。同盟国に自国の兵器を輸出するのは高度な政治判断であり、交渉材料です。日本がもし自衛隊で国を守るなら、次世代戦闘機は必要でありその開発コストを下げるための輸出も必要だと筆者は思います。

^1: https://www.tokyo-np.co.jp/article/315485

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