財布はひとつ
ガソリン補助金とか電気・ガス代補助金とか、税金で生活必需品の値段を下げる政策が続いています。こうした税金は国庫から出ており、減税と同じ効果があります。政府が何も無いところからお金を生み出す事はできず、所得税や法人税、または消費税などから補填しています。国民の財布はひとつしかなく、出所は同じです。たとえ国債を発行して手に入れたお金であっても、いずれは税金で返さねばなりません。アベノミクスは副作用として円レートを円安に動かし、不動産や物価を押し上げています。国債の増加も円安を促進します。物価が上がれば好景気になるという期待に反して、実質賃金はマイナスか横ばいです。少子高齢化という津波の前にアベノミクスは微力です。規制緩和も遅々として進まず、労働者の不満が溜まっています。
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