健保情報が業務委託先の企業から漏洩する事件[^1]が起きています。これは、マイナンバーカードが誤った健保番号に紐付けられた問題よりはるかに深刻な出来事です。漏洩した情報は犯罪組織に渡る可能性が高く、闇バイトのターゲットになりかねません。氏名、住所、生年月日などが分かれば、本人になりすます事もできます。マイナンバーカードとちがい、1人の人間が多数の人の情報を瞬時に手に入れることができます。委託先の企業は複数の会社の健保情報を持っていたため、ハックされたのがひとつの企業でも、複数の健康保険組合が被害にあっています。もちろん、こうしたハッキングがマイナンバーカードのシステムで起きない保障はありません。でもその可能性はとても低いと考えられます。国が税金で作ったシステムが容易にハックされるようでは、国家安全保障など絵に描いた餅ですから。
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