この記事[^1]は「1995年の阪神大震災をきっかけに誕生した住友ゴム工業の制震装置を採用した木造戸建て住宅において、震度6弱以上のエリアで、この装置を設置した517棟は、全半壊がゼロ」というのが骨子です。でもこの制震装置は「2012年に、地域の工務店向けに新築住宅用として発売」されているので、これを採用した住宅は2012年以降の新築住宅です。つまり「1981年と2000年に強化された新耐震基準」に適合している住宅です。そうした住宅が地震に強いのは当然で、必ずしもこの「住友ゴム工業の制震装置」のおかげとは言えません。この記事が装置の宣伝なのか、それとも新耐震基準の宣伝なのか区別できない点は、記事の価値を下げています。
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