この記事[^1]は日本の相続税がアメリカに較べて高いと指摘しています。アメリカは相続税を払うのが被相続人で、15億円以下の相続なら相続税はかかりません。日本は相続税を払うのが相続人で、(3000万円+600万円x相続人数)以上なら相続税がかかります。これだけ見れば確かに日本の相続税は高いと言えます。でもアメリカの所得税は日本の倍以上で、固定資産税は日本の数倍です。全体として見れば日本の相続税だけが高いとは言えません。むしろなるべく反対されない所から取っているという印象を持ちます。相続する財産はほぼ「不労所得」であり、日本では所得再配分の観点から税金が高くなっています。逆にアメリカだと富裕層優遇なので、貧富の差を表すジニ係数が0.5に近づいています。日本の相続税が高いことの問題点は、地主は相続で土地を切り売りする必要があるという事です。そうした土地には昔から木が生えており、都会の緑地が時間とともに減少する原因となっています。
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