2025年12月15日月曜日

不味いお茶

筆者は子供の頃からの煎茶ファンです。その筆者が嫌いなものが「深蒸し茶」です。もう小売りされている煎茶の9割が「深蒸し茶」になってしまい、煎茶ファンとしては許せません。「深蒸し茶」は出来損ないのお茶であり、不味いお茶です。ではなぜこれが主流になってしまったかというと、消費者の無知が原因です。ポットのお湯を注いですぐ飲めるお茶を求めた結果です。「深蒸し茶」は茶葉がボロボロに崩れて粉末状になっているので、色はすぐ出ます。でも香りはなく、味もありません。粉末が泥のように湯飲みの底に溜まるので、筆者はこれを「ヘドロ茶」と呼んでいます。茶葉を蒸すのは酵素の働きを止めるためで、普通蒸しの煎茶の茶葉は細長く、針のような強さがあります。こうした煎茶を湯冷ましした80度のお湯で3分入れると、黄緑色の透明なお茶になります。茶葉のいい香りと甘みが残る美味しいお茶になります。お茶業界は「掛川茶」に遠慮して「深蒸し茶」を扱ってきました。その結果、まるで「深蒸し茶」が高級なお茶であるかのように宣伝する業者も現れ、せっかくの煎茶を殺しています。自販機のボトル入り煎茶は「深蒸し茶」を使いません。プロは何が美味しいお茶かを知っています。無知な消費者を啓蒙する努力を怠ったお茶屋の責任は重いと思います。なお袋入りのお茶を外から触って、砂袋のように感じたらそれは「深蒸し茶」です。町のお茶屋さんでも普通蒸しのお茶を買えば、昔ながらの美味しいお茶を飲む事ができます。乾いた茶葉が針のように細長く、固いものが普通蒸しです。煎茶の未来のために、ぜひ覚えておいて下さい。紅茶は100度のお湯で入れます。でも煎茶は100度だと苦くなり、甘みを味わえません。どうしても100度のお湯を使いたいのなら、番茶かほうじ茶か中国茶が向いています。

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