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2024年5月4日土曜日
自宅介護
高齢者のお一人様が増えるにつれて、自宅に住み続ける要介護者も増えています。近くに頼れる人がいないと早めに介護保険を使ったサービスを購入する必要があり、自分から地域包括支援センターに出向くことになります。自分の足で歩いて買い物や通院ができるうちは、自宅に住み続ける事は可能です。訪問医療もあるので、通院ができない人は医者や看護師の訪問サービスが要るでしょう。自宅に子供など介護者が同居する場合は、その同居者が音を上げるまで自宅での介護が可能です。でも高齢者が自分の足で歩けなくなると、ひとりでのトイレや入浴が難しくなり同居する介護者に大きな負担がかかります。たとえ訪問医療があっても、自分の足で歩けなくなったら専門の介護施設に入るのが周りの人のためになります。死ぬまで自宅で暮らしたいという希望は分かるものの、実際にはそれは周りの人に大きな負担となります。ましてやお一人様では誰も知らないうちに死亡する事があり、すると変死扱いとなってその家は事故物件となってしまいます。自分の足で歩けるかどうかは、介護において大きな違いとなります。若者なら車椅子で動き回れても、力のない高齢者にはそうした生き方はできません。いざという時に救急車を呼ぶかどうか、人工呼吸器を付けるかどうか、自分の口で食べられなくなったら点滴で延命するのかも元気なうちに決めておく必要があります。もちろん、自筆で遺書を書くのも元気な時でないと無理です。体が元気でも頭が認知症になると、介護はいっそう難しくなります。家族の介護者はタダ働きですから、家族の犠牲を前提とする介護は長続きしません。
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