2024年8月21日水曜日

アンモニア社会

太陽光発電にせよ風力発電にせよ、そうした発電ができる場所は限られています。赤道付近ほど太陽光発電は有利で、サハラ砂漠があるアフリカは有望です。ところがアフリカで発電しても、その電気をヨーロッパに送る送電線がありません。また長い距離を送電すると、途中で熱損失となる電力が無視できません。そこで水を電気分解して水素を得て、そこからアンモニアを製造するという方法があります。水素とちがいアンモニアは液化するのが簡単なので、液化天然ガスのようにタンカーで運ぶ事ができます。アンモニアは燃料として燃やすか、肥料の原料として使う事ができます。先進国が化石燃料の使用を減らすなら、アンモニアを代わりの燃料にするのが有望です。

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