これは青色LEDで有名な中村修二教授のインタビュー記事[^1]です。アメリカで30年働いた筆者には、まったく同感と言えます。日本はアメリカのモノマネから始まり、自動車、家電、半導体の輸出で豊かになりました。ところがモノマネには限界があります。本家本元に追いついてしまうと、もうモノマネする対象がありません。新しい産業を生み出す必要があり、そこで日本は壁にぶつかりました。今までの「既存の技術の後追い」では勝てなくなったからです。勝てるかどうか分からないビジネスに大企業はお金を出しません。投資額が少なくても勝てる分野は新しいビジネスであり、そこにスタートアップの勝機があります。年功序列や終身雇用といったメンバーシップ型雇用はモノマネに向いており、今の日本には合いません。数打ちゃ当たるの変わり身の速いビジネスには、本当のジョブ型雇用が必要です。日本は保守的な雇用制度を疑いもなく続けており、これが日本の少子化と没落を招いています。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。