外国人に生活保護を認めるかどうか[^1]が法廷で争われています。日本に住む外国人が増えれば、こうした問題はますます増えるでしょう。合法的に日本に滞在する外国人に憲法上の権利を認めないと、他の憲法上の権利はどうなるのかという疑問が生じます。もし日本に住む外国人に憲法が適用されないのであれば、同様に法律も適用されないと考えられます。すると刑法が無効となり、司法は犯罪を犯した外国人を法廷で裁く事ができません。生活保護だけを認めないというなら、そういう法律を立法するべきで、それが憲法違反でないかどうかは最高裁が判断します。最高裁の判断は時代とともに変わり、いつも同じではありません。生活保護を目的に日本に来る外国人を排除するには、ビザの発行条件を厳しくすればよく、今のような人手不足を理由に安易に労働ビザを発行すれば、病気すれすれで日本に働きに来る人も増えます。外国人が働けなくなったら国外追放すればよい、という法律は日本にありません。合法的に日本に住む外国人を排除すると、日本は世界の嫌われ者になるでしょう。「おもてなし」はお金を払う人にだけ適用され、隣人には冷たい国だと判断されます。
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