2024年9月29日日曜日

アメリカン・ドリーム

アメリカン・ドリームという言葉があります。これはアメリカの庶民が自分の所得だけで家を買って、子供を大学に行かせるという事を意味します。ところがアメリカで家の値段と大学の教育費が高騰し、中間層には手の届かないものになってきました。今度の大統領選では、このアメリカン・ドリームをどう庶民の手に取り戻すか[^1]が問われています。アメリカのジニ係数は0.5に迫っており、所得の偏在が大きな社会問題です。その一方で、インターネットや高速道路など税金で整備されたインフラは「あって当たり前」のため、若者はどれだけ前の世代に較べて実は恵まれているかを実感していません。資本主義は経済を強化し、貧富の差を広げます。税制度は行きすぎた貧富の差を是正するためにあり、これが共和党政権で骨抜きにされたのは事実です。アメリカン・ドリームと貧富の差のバランスをどう取るかは、次の大統領にかかっています。

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